专利摘要:

公开号:WO1986004131A1
申请号:PCT/JP1985/000729
申请日:1985-12-27
公开日:1986-07-17
发明作者:Masatomo Kuroda
申请人:Miyawaki Incorporated;
IPC主号:F16T1-00
专利说明:
[0001] 明 細 書 デ ィ ス ク 式 ス チ ー ム ト ラ ッ プ
[0002] 技 術 分 野
[0003] 本発明は、 非稼動時に弁素子を弁座から離間した開放位 置に保持するいわゆるディスク式スチーム ト ラ ップに関す るものである。
[0004] 背 景 技 術
[0005] 従来のディスク式スチーム ト ラ ップにおいては、 蒸気機 器の操業休止後の再稼動に際し、 その通気の初期にはディ ス ク状を呈する弁素子が弁座部材に形成されている内外' 2 重の弁座と接触する着座姿勢を保っため、 弁座部材の背後 の変圧室内に空気や低温復水などの非凝縮性流体が滞留し ている場合には流入復水による弁素子の開放位置への変位 が阻まれ、 ロ ッキングと称される作動ト ラブルを生じるこ とがある。
[0006] そこで環状のバイ メ タルを変圧室内に配置し、 復水の温 度変化に対応させてバイ メ タルの直径を変化させ、 その直 径の変化に際してバイ メ タルに軸線方向の推力を生じさせ るべく テーパーガイ ド部材を設けることにより、 ディスク 式スチーム ト ラ ップの穽稼動低温域では弁素子を弁座から 強制的に離間させることが試みられている。 しかるに、 か かる構成にあってはバイ メ タ ルと、 その直径の変動を推力 に転換するためのテーパーガイ ド部材との間に強い摩擦力 が作用するために引っ掛かりが生じやすく、 円滑で安定し た作動特性は期待.し難く、 また満足すべき耐久性を得るの も困難である。
[0007] このような難点を解消すべく、 出願人は、 弁座部材にー 端が係止されたばねの弾性力の作用下で弁素子と係合して 弁素子を内外周の両弁座から離間する方向に偏寄させる作 動部材を設け、 この作動部材を復水の温度上昇に応じてば ねの弾性力に对向する方向に、 すなわち弁素子が弁座に対 して接触する方向にバイメ タルで変位させる構成とし、 弁 素子の背後に変圧室を画成するキャ ップ部材を設け、 その 内部に作動部材およびバイ メ タルを配置することを提案し ている (特開昭 58- 180896号公報参照) 。 この場合にはバ ィ メ タルに不所望の摩擦力を ぽすテーパーガイ ド部材を 設ける必要がないので前述したごとき引つ掛かりを回避す ることが可能となる。 しかるに、 その反面で別の問題点の 内在することが判明している。
[0008] すなわち、 キャ ップ部材の内径は.弁素子の外径により、 したがってスチーム ト ラ ップの排水容量によって相違する のに対し、 バイ メ タルについてはそのサイズを変更するこ とは製造面から見て得策ではないので、 大容量のスチーム ト ラ ップにおいてはキャ ップ部材の端壁に凹所を形成し、 その凹所内にバイ メ タルを収納している。 それにも拘らず, バイ メ タルの寸法に対してキャ ップ部材の凹所を、 例えば 製造公差との関係で良好に適合させることができないとす れば、 スチーム ト ラ ップの取付け姿勢のいかんによつては パ'ィ メ タルが不所望の変位を生じ、 その周囲の部材と干渉 して弁素子の強制開放位置までの行程変位を妨害すること が予想される。
[0009] 発 明 の 開 示
[0010] したがって本発明は、 前記提案に係るディスク式スチー ム ト ラ ップを改良し、 その取付け姿勢の変化に基づく影響 を根本的に排除することを目的としている。
[0011] 本発明によるディスク式スチーム ト ラ ップは: 復水の入 口および出口を有する本体と; これら入口および出口にそ れぞれ連通する流入孔および流出孔を有し、 流入孔および 流出孔の端末に内周弁座および外周弁座が形成された弁座 部材と; 両弁座に対して共通のものとして接触 · 離間変位 可能に配置された弁素子と; この弁素子の背後に変圧室を ¾成するキャ ップ部材とを具え'、 その変圧室内に生起され る中間圧力により前記弁素子の両弁座に対する接触 ♦ 離 ^ 変位を制御可能とし; さ らに、 弾性力の作用下で弁素子と 係合して弁素子を両弁座から離間する方向に偏寄させる作 動部材と; 変圧室内における復水の温度上昇に応動して作 動部材に対し前記弾性力に対抗する力を及ぼすバイ メ タ ル と; バイ メ タルを作動部材に対し同軸闋係を維持しつつ着 脱可能に装着する装着手段とを具え; 前記作動部材、 バイ メ タルおよび装着手段を前記変圧室内に配置したことを特 徵とするものである。
[0012] 図 面 の 簡 単 な 説 明
[0013] 第 1/図および第 1B図は異なる姿勢で取付けられた従来の ディ ス ク式スチーム ト ラ ッ プの断面図、
[0014] 第 2図および第 3図は本発明の実施例によるディスク式 スチーム ト ラ ップの断面図である。 発 明 の 詳 細 な 説 明
[0015] 以下、 本発明を図面について一層具体的に説明する。 第 1A図および第 1B図は本発明の発端となつた従来のディ スク式スチーム ト ラ ップを示すものである。 このスチーム 卜ラ ップは本体 1を具え、 その本体には復水の入口 2およ び出口 3が例えば一直線上,に整列するように形成されてい る。 本体 1内には、 その入口側に略円筒形状を呈するス ト レーナ 4を配置する。 この本体内に弁座部材 5を組込み、 この弁座部材 5 には本体 1の外面側の表面に内周および外 周の弁座 6 , 7を形成する。 内周弁座 6において終止する 流入孔 8の上流側端部をス 卜.レーナ 4の外側と对向させて 配置し、 流入孔 8を入口 2 と連通させる。 両弁座 6 , 7の 間に環状溝 9を形成し、 この環状溝 9の底に開□する流出 孔 10を出口 3 と連通させる。 弁座部材 5 に組合わせる弁素 子 11をディスク状に形成し、 その外径を弁座部材 5の外径 より若干大き く設定する。 弁素子 11の背後に変圧室 12を画 成するキャ ップ部材 13を本体 1 に対してねじ結合すること により弁座部材 5を本体 1 に対しガスケッ ト 14を介して取 付ける。
[0016] 弁座部材 5より大径の弁素子 11の外周部は、 弁座部材 5 より半径方向外方に張出している。 その外周部における弁 座部材 5側の表面と接触させうる半径方向内向きの突部を 一端に有する円筒状部分 15と、 円筒状部分 15の他端に弁素 子 11と対向させて配置された円板状部分 16とにより、 弁素 子 11を弁座 6 , 7から離間変位させるための作動部材を構 成する。 この作動部材を弁素子 11の開放位置に対応する方 向に偏寄させる圧縮コィルばね 17を弁座部材 5 と作動部材 との間に配置する。 さ らに、 復水温度の上昇時に作動部材 に対しばね 17の弾性力と射抗する向きに軸線方向推力を及 ぼすバイ メ タル 18を作動部材に隣接させて配置する。 この バイ メ タル 18は、 例えば円板状バイ メ タル片を低膨張側を 向かい合わせ、 高膨張側を背中合わせに積層した対の 2組 よりなるものである。 弁素子 11、 円筒状部分 15および円板 状部分 16よりなる作動部材、 ばね 17ならびにバイ メ タル 18 は、 いずれもキヤ ップ部材 13の画成する変圧室 12内に収め る。 なお、 作動部材の円板状部分 16は中央に透孔 19を有し ている。 この円板状部分 16は円筒状部分 15と一体に形成し たものであっても良い。 さ らに、 キャ ップ部材 13は本体に 取付けられる力バー部材 20によつて バ一する構成とする ことができる。
[0017] 上述の構成のデイ スク式スチーム ト ラ ップの作動につい て説明すれば、 下記の通りである。 蒸気機器の操業休止中 に弁素子 11は、 コィ ルばね 17の彈性力の作用下で作動部材 により弁座 6 , 7から離間した開放位置に保持されている t したがって、 送気再開により蒸気機器の端末から排水配管 を通ってスチーム ト ラ ップの入口 2 に達した管系内の空気 およびこれに引続く低温復水は、 流入孔 8から変圧室 12内 に流入し、 この変圧室 12を素通り して流出孔 10を経て出口 3から放出される。
[0018] 低温流体の放出に伴い、 漸次により高温の復水がスチー ム ト ラ ップに流入するとバイ メ タル 18が加熱されて軸線方 向に膨張変位する。 この膨張変位により作動部材がコイ ル ばね 17の弾性力に杭して弁座部材 5に向けて変位し、 弁素 子 11の開放位置での拘束を解除する。
[0019] 弁素子の拘束解除状態は蒸気機器の稼動中、 すなわちス チーム ト ラ ップに高温復水が供給されている間は継続的に 維持されるものである。 そして、 その間に弁素子 11はスチ ーム ト ラ ップの変圧室 12を流過する復水の温度に依存して いわゆるサーモダイナミ ッ ク作動による制御排水を既知の 態様をもつて行なうのである。
[0020] さ らに、 蒸気機器の稼動中止または終業によりスチーム ト ラ ップに供給される復水の温度が低下すると、 バイ メ タ ル 18が膨張状態から復元変位し、 作動部材に軸線方向推力 を及ぼさなく なる。 したがって作動部材が.コィルばね 17の 弾性力により弁素子 11を弁座 6 , 7から離間した開放位置 に向けて変位させ、 その開放位置に弁素子 11を保持する。 その結果、 流入孔 8 と流出孔 10との間が強制開通状態に保 たれるので、 変圧室 12内の非凝縮性流体の不所望の帯留な らびにこれに起因する作動ト ラブルを防止することが可能 となる。
[0021] 前述したとおり、 異なる排水容量を有するスチーム ト ラ ップに対しても同一サイ ズのバイ メ タルを組合わせて使用 可能とするため、 大容量のスチーム ト ラ ップではキャ ップ 部材 13の端壁にバイ メ タルの収納凹所 21が形成されている c この場合、 凹所 21がバイ メ タル 18に対して望ま しい適合闋 係になく、 スチーム ト ラ ップが例えばバィメ タ ル 18の軸線 が水平となる姿勢で取付けられているとすれば、 第 1B図に 示すごとくバイ メ タル 18が回所 21から外れて周囲の部材と 干渉するに至り、 弁素子 11を開放位置まで強制変位させる ことが不可能となるおそれがある。 本発明は、.かかる不都 合を解消すべく完成されたものである。
[0022] 第 2図および第 3図は本発明によるディスク式スチーム ト ラ ップの実施例を示しており、 前述の従来構造について 用いたものと同一の参照数字は対応する構成要素を表わす ため重複する説明は省略する。
[0023] 本発明においてはバイ メ タル 18を作動部材 15, 16に対し 同軸関係を維持しつつ着脱可能に装着する。 すなわち第 2 図および第 3図に示す実施例では、 作動部材の円板状部分 16における中央の透孔を段付き孔 19 ' として形成し、 この 段付き孔 19 ' 内にスタ ツ ド 22の頭部 23を配置する。 このス タ ッ ド 22は段付き孔 19 およびバイ メ タル 18を貫通させ、 その遊端にスナップリ ング 24を取り付けてバイ メ タル 18を 作動部材と一体的に保持する。 なお第 2図の実施例は本発 明を比較的大容量のスチーム ト ラ ップに適用したものであ り、 第 3図の実施例は弁座部材 5を本体 1 と一体的に形成 したより小型のスチーム ト ラ ップに本発明を適用したもの ^ i>る。
[0024] 上述の実施例に係る本発明のスチーム ト ラ ップの作動態 様は第 1A図、 第 1B図に示す従来構造におけるものと本質的 には同一である。 ただし本発明によれば、 スチーム ト ラ ッ プの取付け姿勢のいかんを問わず常に弁素子 11を所要の方 向に変位させることができる。 すなわち、 弁素子 11の変位 を妨害するバイ メ タル 18の周囲の部材との干渉を、 バイ メ タ ル 18をスタ ッ ド 22により作動部材 15, 16に対して一体的 に取付けることによって防止することができる。 したがつ て弁素子 11を常に円滑に作動させることが可能となる。 さ らに、 バイ メ タル 18は所望の寸法を有する作動部材 15, 16 に対して容易に着脱することができ、 作動部材 15, 16と一 体的にキャ ップ部材 13内に組込むものであるため、 生産性 を大幅に向上することも可能となる。
[0025] 'すなわち本発明よれば初期の目的を簡便かつ効果的に達 成しうる利点が得られるものである。
权利要求:
Claims

請 求 の 範 囲
1. 復水の入口(2) および出口(3) を有する本体(1) と; これら入口(2) および出口(3) にそれぞれ連通する流入 孔(8) および流出孔(10)を有し、 流入孔(8) および流出 孔(10)の端末に内周弁座(6) および外周弁座(7) が形成 された弁座部材(5) と; 両弁座(6, 7)に対して共通のも のとして接触 ·離間変位可能に配置された弁素子(11)と; この弁素子(11)の背後に変圧室(12)を形成するキ ヤ ップ 部材(13)とを具え、 その変圧室(12)内に生起される中間 圧力により前記弁素子(11)の両弁座(6, 7)に対する接触
• 離間変位を制御可能と し; さ らに、 弾性力の作用下で 弁素子(11)と係合して弁素子(11)を両弁座(6, 7)から離' 間する方向に偏寄させる作動部材(15, 16)と; 変圧室(12) 内における復水の温度上昇に応動して作動部材(15, 16) に対し前記弾性力に対抗する力を及ぼすバイ メ タル(18) と; バイ メ タ ル(18)を作動部材(15, 16)に対し同軸関係 を維持しつつ着脱可能に装着する装着手段(19 ' , 22, 23, 24) とを具え; 前記作動部材(15, 16)、 バイ メ タル (18)および装着手段(19 ' , 22, 23, 24) を前記変圧室
(12)内に配置したことを特徴とするディスク式スチーム ト ラ ップ。
2. 請求の範囲第 1項記載のディスク式スチーム ト ラ ップ において、 前記作動部材が、 前記弾性力の作用下で弁素 子(11)との係合部を構成する円筒状部分(15)と、 その円 筒状部分(15)のバイメ タル側端部に重ねて配置された円 板状部分(16)とよりなり、 その円板状部分(16)に対して バイ メ タル(18)を装着することを特徵とするディスク式 スチーム ト ラ ップ。
3. 請求の範囲第 2項記載のディスク式スチーム ト ラ ップ において、 作動部材の円板状部分(16)がその中心に軸線 方向の貫通孔(19 を有し、 前記装着手段はその貫通 孔に通したスタ ッ ド(22)を含み、 そのスタ ツ ドの頭部(23) と、 その反対側の端部に取付けられたスナツプリ ング(24) とによりバイ メ タル(18)を作動部材に対して同軸的に、 かつ着脱可能に装着することを特徵とするディスク式ス チー。ム 卜 ラ ッ フ 。
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同族专利:
公开号 | 公开日
EP0211080A4|1987-04-28|
JPS61157895A|1986-07-17|
EP0211080A1|1987-02-25|
引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
法律状态:
1986-07-17| AK| Designated states|Kind code of ref document: A1 Designated state(s): KR US |
1986-07-17| AL| Designated countries for regional patents|Kind code of ref document: A1 Designated state(s): DE FR GB |
1986-08-26| WWE| Wipo information: entry into national phase|Ref document number: 1986900286 Country of ref document: EP |
1987-02-25| WWP| Wipo information: published in national office|Ref document number: 1986900286 Country of ref document: EP |
1987-07-08| WWW| Wipo information: withdrawn in national office|Ref document number: 1986900286 Country of ref document: EP |
优先权:
申请号 | 申请日 | 专利标题
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